2026.06
【LIXIL SW工法担当スタッフが語る】平均C値0.25の秘密!30年間「全棟気密測定」を続けてきたプライド
みなさん、こんにちは!
LIXILでSW(スーパーウォール)工法の販促を担当しているスタッフです。
前回はSW工法の30年の歴史についてお話ししましたが、今回はその歴史の中で、私たちが最も誇り、こだわり続けてきた「気密性能(お家の隙間の少なさ)」についてのお話です。
最近はYouTubeやSNSでも、「家づくりには断熱だけでなく、気密がめちゃくちゃ大事!」という情報をよく目にするようになりましたよね。
実は、大手のハウスメーカーさんを含めても、建てるすべてのお家で気密測定を行っている会社は、まだ一部に過ぎません。そんな中、全国のSW会の工務店さんは、なんと30年前から「全棟気密測定」を当たり前のように実施しています。
今回は、「なぜ気密が大事なのか」という理屈ではなく、なぜSW会の工務店さんがそこまで高い気密性能を出せるのか、その裏側にある「大工さんたちの努力と仕組みの物語」をお届けします。
なぜ「完成後」ではなく、「工事の途中」で測定するのか?
SW工法の気密測定は、お家が完成したときではなく、SWパネルとサッシ(窓)を取り付けたタイミング、つまり「建物の骨組みが見えている段階(構造段階)」で行います。
あえてこのタイミングで行うのには、とても重要な理由があります。
それは、「完成してからでは、万が一隙間があっても、どこにあるか分からず直すことができないから」です。
もし、構造の段階で測定して狙った数値が出なかった場合は、大工さんや工務店のスタッフが総出で「どこから空気が漏れているか」をその場で探します。そして、わずかな隙間を見つけては丁寧に補修し、もう一度測定し直すのです。
繰り返しの先に、職人さんたちの「ノウハウ」が蓄積された
「狙った数値が出るまで、その場で探して直す」
言葉で言うのは簡単ですが、建築現場にとっては本当に地道で泥臭い作業です。
しかし、この経験を何棟も何棟も繰り返してきたからこそ、SW会の工務店さんや大工さんたちには「ここに隙間ができやすい」「ここをこう処理すれば完璧に塞がる」という、教科書には載っていない“生きたノウハウ”が職人技として染み込んでいます。
工務店さんたちが発信している「気密へのこだわり」は、こうした現場での地道な努力の積み重ねがあるからこそ、自信を持って言える強みなのです。
目に見える「結果」が、大工さんのモチベーションに
現場で家を建てる大工さんたちにとって、気密測定は言わば「実技テスト」のようなものです。
「地元の家族に、本当にいい家を届けたい」と願い、正しい知識を学んで一生懸命に施工した成果が、「C値(相当隙間面積)」という具体的な数字になってその場で目に見える。
狙い通りの素晴らしい数値が出たときの大工さんの嬉しそうな誇らしげな顔は、私たちメーカーの人間にとっても本当にうれしくなる瞬間です。この「実測という目に見える結果」があるからこそ、職人さんたちのモチベーションが高まり、さらに技術が磨かれていくという良い循環が生まれています。
その結果、現在、全国のSW会が建てるお家の平均C値は0.25(2025年度平均)という、驚異的な高気密レベルに達しています。
最後に:家づくりを形にするのは「人の手」
家づくりにおいて、工法や建材の性能はもちろん大切です。しかし、それを形にする「人の手」と「プライド」がなければ、カタログ通りの性能は生まれません。
SW会の工務店さんや大工さんたちは、この逃げ隠れできない「全棟実測」という厳しいハードルを自らに課し、お互いに切磋琢磨しながら技術を高めてきました。
気密の大切さを知ったみなさん。
ぜひ、その性能を確実に出せる「仕組み」と「職人技」を持った、お近くのSW会工務店さんのドアを叩いてみてください。きっと、数字以上の安心感と熱意に出会えるはずです!