2026.09
高性能住宅は「高い」のか? 住宅ローン減税・補助金・光熱費で考える“本当の家の費用”
- 費用・住宅ローン
高断熱・高気密の家は、一般的な住宅より建築費が上がることがあります。しかし、国の住宅ローン減税や補助金は、性能の高い家ほど支援が手厚くなる仕組みに変わってきています。建てるときの価格だけでなく、住んでからの総額で考えてみましょう。
住宅ローン減税は「省エネ性能」で限度額が変わる
令和8年度税制改正により、住宅ローン減税は2030年12月31日までの入居分に延長されました。控除率は年末のローン残高の0.7%、新築住宅の控除期間は13年です。
ポイントは、住宅の省エネ性能によって借入限度額が大きく異なること。2026〜2027年に入居する新築の場合、長期優良住宅・低炭素住宅は4,500万円(子育て世帯・若者夫婦世帯は5,000万円)、ZEH水準省エネ住宅は3,500万円(同4,500万円)、省エネ基準適合住宅は2,000万円(同3,000万円)です。
国の補助金「みらいエコ住宅2026事業」
国の「みらいエコ住宅2026事業」では、高い省エネ性能をもつ新築住宅に補助金が交付されます。GX志向型住宅は全世帯が対象で1戸あたり110万円(地域区分1〜4は125万円)、長期優良住宅は75万円(同80万円)、ZEH水準住宅は35万円(同40万円)。長期優良住宅とZEH水準住宅は、子育て世帯・若者夫婦世帯が対象です。予算の上限や申請期限があるため、早めの計画が大切です。
取手市の「住宅取得補助金」もチェック
取手市では、長期優良住宅の認定を受けた住宅を市内の市街化区域で新築・購入した方を対象に「住宅取得補助金」を設けています。住宅ローン借入額の3%(上限30万円)を基本に、子ども(高校生以下)1人につき5万円などの加算があり、最大65万円です(令和10年3月31日まで)。国の制度との併用の可否も含めて、計画の段階で確認しておきましょう。
「光熱費」と「メンテナンス」も家の費用
家の費用は建築費だけではありません。毎月の光熱費は住み続ける限りかかり、30年、40年と積み重なると大きな差になります。断熱・気密性能が高い家は冷暖房の効率がよく、エネルギー価格が上がったときの影響も受けにくくなります。また、結露による劣化を防ぐことは、将来の修繕費を抑えることにもつながります。