2026.09
省エネ基準の「義務化」はゴールではなくスタート。高断熱・高気密の家を“数字”で選ぶ理由
- 高気密高断熱
2025年4月から、すべての新築住宅に省エネ基準への適合が義務づけられました。「義務化されたなら、どの家も同じくらい暖かいのでは?」と思われるかもしれません。今回は国の基準とスーパーウォール工法で建てる家の性能の違いを、数字でわかりやすくご紹介します。
国の基準は「最低ライン」
国土交通省は、2025年4月以降に着工するすべての新築住宅に、省エネ基準(断熱等性能等級4)への適合を義務づけました。さらに2030年度以降は、新築住宅の省エネ性能をZEH水準(断熱等級5相当)へ引き上げる方針が示されています。つまり、いま「義務」とされている等級4は、数年後には“標準以下”になる可能性がある水準です。
一方で国は2022年に、より高い断熱等級6・7を新設しました。家は30年、40年と住み続けるもの。建てる時点の最低基準ではなく、将来の基準を見据えて性能を選ぶことが大切です。
断熱は「UA値」、気密は「C値」で確認
断熱性能を表すのがUA値(外皮平均熱貫流率)です。家の外側から逃げる熱の量を示し、数値が小さいほど熱が逃げにくい家になります。当社の施工エリアである取手市・守谷市・つくばみらい市では、国の義務基準が0.87以下なのに対し、東匠ハウジングの標準は0.35以下(断熱等級6以上)です。
もう一つ大切なのがC値(相当隙間面積)です。床面積1㎡あたりにどれだけの隙間があるかを示す数値で、こちらも小さいほど高気密。実は、国の省エネ基準にはC値の基準がありません。どれだけ断熱材を厚くしても、隙間から空気が出入りすれば熱は逃げ、計画どおりの換気もできなくなります。
工場生産パネルと「全棟実測」で性能を確かめる
スーパーウォール工法は、硬質ウレタンフォームを充填したSWパネルを工場で生産し、現場で壁・床・屋根を一体化させる工法です。断熱材の施工を現場の職人の腕だけに頼らないため、性能のばらつきを抑えやすいのが特長です。
東匠ハウジングでは、C値0.3以下を基準に全棟で気密測定を実施し、測定結果を「性能報告書」としてお引き渡し時にお渡ししています。カタログの数値ではなく、「あなたの家の数字」をお見せすることが私たちの約束です。
TRETTIO・LINERAも、同じ性能の考え方で
全国SW会が提案する規格型住宅TRETTIO(トレッティオ)や平屋のLINERA(リネラ)も、スーパーウォール工法で建てる住まいです。たとえばLINERAのUA値は0.32W/㎡K。デザインや間取りを「選ぶ」楽しさと、目に見えない性能の安心を両立できます。
高断熱・高気密の家は、冬は少ない暖房で家じゅうが暖かく、夏は冷房が効きやすいのが特長です。光熱費の削減はもちろん、部屋ごとの温度差が小さくなることで、毎日の快適さと健康にもつながります。
まとめ
省エネ基準の義務化は、家づくりの「スタートライン」です。数値と測定で性能を確かめられる会社を選ぶことが、長く快適に暮らせる家への近道。取手・守谷・つくばみらいエリアで高性能住宅をご検討の方は、お気軽に東匠ハウジングへご相談ください。
【参考・出典】
- 国土交通省「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(住宅性能表示制度・断熱等性能等級)
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000016.html - 国土交通省「住宅・建築物の省エネルギー対策に係る最近の動向について」
https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001622615.pdf