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2026.09

【松村デザイン建築事務所】注文住宅とセミオーダー住宅、違いは「自由度」だけではありません

  • 家づくりの始め方

「家を建てたいけれど、注文住宅とセミオーダー住宅、何が違うのだろう?」

そんなご相談を、私たちも日々いただきます。

注文住宅とセミオーダー住宅。
どちらも松村デザイン建築事務所がご提案している住まいですが、家づくりの進め方や、間取り・仕様の決め方にはそれぞれ違いがあります。

一般的には、

「注文住宅=自由に決められる」
「セミオーダー住宅=決められたものから選ぶ」

というイメージがあるかもしれません。

もちろん、それも一つの違いです。

ただ、私たちは「自由に決められることが多いほど、良い家づくりになる」とは考えていません。

家づくりには、断熱・気密・耐震・日射・換気・動線など、専門的な知識が必要な部分もたくさんあります。

そこはプロに任せる。

一方で、ご家族の暮らし方や、好きなデザイン、これから大切にしたいことなど、「自分たちらしくしたい部分」は一緒に考える。

私たちが大切にしているのは、そんな「プロに任せるところ」と「自分たちで選ぶところ」のバランスです。

この記事では、注文住宅とセミオーダー住宅の違いを整理しながら、それぞれの特徴やメリット・デメリット、そして松村デザインが考える家づくりについてご紹介します。

「自分たちには、どちらの家づくりが合っているのだろう?」

そんな方の参考になれば幸いです。

 

そもそも、注文住宅とセミオーダー住宅は何が違う?

注文住宅(フルオーダー)は、間取りや外観、素材、設備などを、お客様のご希望や土地の条件に合わせて、一から検討していく家づくりです。

ご家族の暮らし方や、現在のお困りごと、将来の生活まで丁寧にお伺いしながら、一つひとつプランをつくり上げていきます。

例えば、

「家族が自然とリビングに集まる家にしたい」
「趣味の道具をたっぷり収納したい」
「将来、子どもが独立した後も使いやすい間取りにしたい」
「この土地の特徴を活かした家にしたい」

など、ご家族それぞれの暮らしに合わせて住まいを考えていきます。

一方、セミオーダー住宅は、あらかじめ設計された複数のプランをベースに、内装・設備・仕様などを一定の範囲内で選んでいく家づくりです。

「一からすべてを決める」のではなく、プロが考えた住みやすいプランをベースに、自分たちらしく仕上げていくイメージです。

ここで大切なのは、セミオーダー住宅は「自由度を下げて妥協する家」ではないということ。

間取りや暮らしやすさ、性能、デザインなど、あらかじめプロが考えた土台があるからこそ、迷いやすい部分を減らし、本当にこだわりたいところに時間や予算を使うことができます。

どちらが優れているということではありません。

家づくりに何を求めるのか。
どこにこだわりたいのか。
どこはプロに任せたいのか。

それによって、向いている家づくりの方法が変わります。

注文住宅 セミオーダー住宅
自由度 ご希望に合わせて幅広く検討 用意された選択肢から選ぶ
間取り 土地・暮らしに合わせて一から計画 プランをベースに選択
費用 仕様やこだわりにより変動しやすい 計画を立てやすい
打合せ 比較的多くなりやすい 内容を絞りやすい
資金計画 仕様によって変動しやすい 見通しを立てやすい
性能 高性能基準で建築 同じ高性能基準で建築

※松村デザインのセミオーダー住宅も、注文住宅と同じく、SW工法で高断熱・高気密・高耐震など、長く快適に暮らすための性能を大切にしています。

 

注文住宅(フルオーダー)のメリット・デメリット

松村デザイン建築事務所の注文住宅では、「プロセスを大切にする家づくり」を大切にしています。

坪数や予算から間取りを決めるのではなく、まずは「どのような暮らしをしたいのか」をお伺いし、そこから住まいの形を考えていきます。

ご家族との対話を重ねながら、暮らしに合った住まいを一緒につくり上げていく。

それが注文住宅の魅力です。


注文住宅のメリット

  • 間取りや外観、素材、設備などを幅広く検討できる
  • 土地の形状や向き、周辺環境に合わせた設計ができる
  • ご家族のライフスタイルや将来の変化を考慮した間取りを計画できる
  • ご家族との対話を重ねながら、自分たちらしい住まいをつくれる
  • 既成のプランにはない、オリジナルの住まいを実現できる

注文住宅のデメリット

  • 打合せの回数が多くなり、お決めいただくことも増える
  • 選択肢が多い分、「何を選べばいいのか分からない」と迷うことがある
  • こだわりを追加するほど、費用が増える場合がある
  •  完成するまで実際の暮らしをイメージしにくい部分がある

ただし、私たちは「選択肢が多いこと」そのものを、お客様にとっての負担にしたくないと考えています。

打合せでは、3Dパースや模型なども活用しながら、完成したときのイメージをできるだけ分かりやすくご確認いただけるようにしています。

また、何でもお客様に決めていただくのではなく、プロとしておすすめできるものは理由とともにご提案する。

「選ぶこと」も含めて、家づくりを一緒に進めていきます。

 

セミオーダー住宅のメリット・デメリット

松村デザイン建築事務所のセミオーダー住宅は、プロが考えた住みやすいプランをベースに、自分たちらしい住まいへと仕上げていく家づくりです。

「注文住宅ほど時間をかけて一から決める必要はないけれど、建売住宅では物足りない」

そんな方にも検討していただきたい選択肢です。


セミオーダー住宅のメリット

  • プロが考えたプランをベースにするため、間取りを一から考える負担を減らせる
  • 費用の見通しを立てやすく、資金計画を考えや打合せ内容を絞りやすく、スムーズに家づくりを進めやすい
  • 家事動線や収納など、暮らしやすさを考えたプランから選べる
  • 選択肢を整理することで、迷いやすい部分を減らせる
  •  注文住宅と同様に、高断熱・高気密・高耐震など、性能を大切にした住まいを提案できる

セミオーダー住宅のデメリット

  • 間取りや仕様には一定の選択範囲がある
  • 土地の形状や条件によっては、選択できるプランが限られる場合がある
  • 細かな部分まで自由に決めたい方には、物足りなさを感じる場合がある

セミオーダー住宅では、デザイン性にもこだわりながら、家づくりで迷いやすい部分をあらかじめ整理しています。

「自由に決められることが多すぎると迷ってしまう」

そんな方にとって、プロが考えたプランから選べることは、大きなメリットの一つです。

そして、私たちが大切にしているのは、セミオーダーだからといって、性能を妥協しないこと。

注文住宅だから高性能、セミオーダーだから性能を抑える、という考え方ではありません。

家の自由度と、住まいの性能は別の話。

どちらの家づくりでも、長く快適に暮らしていただくための性能を大切にしています。

 

「自由に決められること」が多ければ良い、とは限らない

家づくりでは、「できるだけ自由に、自分たちで決めたい」と考える方も多いと思います。

もちろん、自分たちの暮らしに合わせて選べることは大切です。

でも、家づくりは洋服や家具を選ぶこととは少し違います。

断熱、気密、耐震、日射、換気、構造、動線など、専門的な知識が必要なことがたくさんあります。

だからこそ、私たちは、

「すべてをお客様に決めていただくこと」が、良い家づくりではない

と考えています。

プロとして考えるべきところは、私たちがしっかり考える。

そのうえで、

「どんな暮らしをしたいか」
「何を大切にしたいか」
「どんなデザインが好きか」

という、ご家族にしか決められない部分を一緒に考えていく。

それが、私たちが考える家づくりです。

つまり、注文住宅とセミオーダー住宅の違いは、単純に「自由度が高いか低いか」だけではありません。

どこまで自分たちで決めるのか。
そして、どこをプロに任せるのか。

その違いでもあるのです。

 

どちらが自分たちに合っている?

注文住宅とセミオーダー住宅。

どちらを選ぶかを考えるときには、

「どこにこだわりたいか」
「どこをプロに任せたいか」

という2つの視点から考えてみると、選びやすくなります。


注文住宅が向いている方

  • 間取りや外観などにこだわり、自分たちらしい住まいをつくりたい方
  • 土地の形状や立地条件を活かした住まいにしたい方
  • 家族の暮らしに合わせて、一から住まいを考えたい方
  • 将来の家族構成や生活の変化まで考えて間取りを計画したい方
  • 家づくりそのものを楽しみながら、時間をかけて考えたい方
  • 「こんな暮らしがしたい」という具体的なイメージがある方

セミオーダー住宅が向いている方

  • プロが考えたプランをベースに、自分たちらしく仕上げたい方
  • 一からすべてを決めるのではなく、選択肢を絞って検討したい方
  • 予算を計画しやすくしながら、デザインや性能にもこだわりたい方
  • 打合せの負担を抑え、スムーズに家づくりを進めたい方
  • 家事動線や収納など、暮らしやすさが考えられたプランから選びたい方
  • 入居時期などが決まっており、家づくりのスケジュールを重視したい方

 

大切なのは「自分たちに合った家づくり」を選ぶこと

注文住宅とセミオーダー住宅。

どちらが正解ということではありません。

大切なのは、ご家族がどのような暮らしをしたいのか、そして家づくりの中で何を自分たちで決め、何をプロに任せたいのかを考えることです。

自由に決められることが多いから良い。

すべてを決めてもらえるから良い。

私たちは、どちらか一方ではないと考えています。

ご家族の想いをお聞きし、専門的な部分は私たちが考え、必要なところでは選択肢をご提案する。

そうやって一緒につくっていくことで、家そのものだけではなく、その先にある「暮らし」まで考えた住まいになると考えています。

松村デザイン建築事務所では、注文住宅・セミオーダー住宅のどちらについても、性能とデザイン、そして暮らしやすさを大切にした家づくりをご提案しています。

「注文住宅とセミオーダー、どちらが自分たちに合っているのか分からない」

という方も、どうぞお気軽にご相談ください。

ご家族の暮らしやご希望をお伺いしながら、それぞれの違いをご説明し、どんな家づくりが合っているのかを一緒に考えていきます。

家をつくることが目的ではなく、
その家で、どんな暮らしをするのか。

松村デザイン建築事務所は、そこから一緒に考えます。

この記事の執筆者

松村デザイン建築事務所